もしかしたら、このページを見ているあなた様のお子さんが、「いま」痛みを訴えているかもしれませんね。
当院に来られた最少学年は2年生です。
バレエ・チアダンスや新体操は、お教室によって差があるものの練習内容がハードになりがちなので、5年生くらいには頻発します。
子供だから大丈夫でしょ!
という事はありません。
「しばらくすれば良くなるだろう」と考えますが、子供がどうしても練習に行きたいと言えば、意思を尊重して行かせてしまうものです。
しかし、残念ながら、その結果症状がさらに悪化することもしばしば見受けられます。
それではなぜ?子供でもアキレス腱炎を発症してしまうのでしょうか?
子供でもアキレス腱炎を起こす理由
代表的なものは足指力の低下です。
幼少の頃、土の上でたくさん遊んで走り回り、お家でも靴下やスリッパなどを履かず裸足でいることなど意識的におこなえば、必要な筋力や足裏のバランス感覚が育まれます。
【子供は裸足で砂場遊びをさせろ】ということも耳にしますが、なかなかそうもいかないことでしょう。
自宅でできる3つの対処法
子供のアキレス腱炎について、自宅でできる対処法ですが、ここでは3つを伝えします。
その1 痛みのある所を ストレッチしないこと
その2 足指や足首を回すこと
その3 あしゆびトレーニングをする
軽度であれば 安静にしていればおそらく何割かは症状は良くなるが根本的なところは、 バランスよく使える体にすることなので、これらを取り入れてみてください。
① 痛みがあるところを ストレッチしない
「ストレッチした方がいいんじゃないですか?」 アキレス腱、そのものへのストレッチは傷口を広げるようなものです。
ストレッチをすることで1レッスンくらいは症状がラクになるかもしれません。
しかし、翌日になればさらに痛くなることが多いものです。
ストレッチをするのであれば、アキレス腱と離れた箇所、臀部や太ももなどを行うようにしてください。
② 足指や足首を回す
バレエに限らず、全てのスポーツにおいて、足の指の感覚が非常に重要になってきます。
足の指を丁寧に、1本1本、ひとつひとつの骨ごと動かすことで、その感覚が徐々に養われ、けが予防や効率の良いレッスンが期待できます。
③ 足指トレーニング
先ほど述べましたが、本来の足指や足底のチカラが使えない、便利すぎる環境です。
補うためにも足の指をトレーニングしていきます。
セラバンドでのトレーニングでもよいですし、立位の状態で、足指の力を使い、前に1 M ほど進んで下さい。
これはアキレス腱に限らず、全身的なバランスが取りやすくなることにもつながりますのでおすすめです。
最後に
怪我をすればまずは整形外科に行かれることになると思います。
そこで処方されるものは湿布・痛み止めです。
これはこれで良いですが、ここで処置を終わらせるのではなく、しっかりと動きまでアプローチをする当院にご相談ください。きっと良い結果が出てきます。
お電話ありがとうございます、
明京堂治療院でございます。