当院はバレエ専門ということもあり、遠方からも来院されます。
今回、こちらのブログに登場していただくのは、福岡から一泊二日で当院に来られました猪俣さん(17歳)
お母様と一緒になごやかに治療させていただきました。
2年のアメリカ留学、膝を痛めて帰国。
というのは表面上のお話。
実は、彼女、トゥシューズを履き始めた小学生頃からずーっと、股関節や足首に違和感や痛みがあったというのです。
まあ珍しいケースではありませんが。
ここの問題を解決できなければ、またすぐに症状がでてくることが考えられます。
で、
驚くのが治療歴!
問診表に今までの治療歴を書いていただく項目があるのですが、
「全部」
手術以外の治療法は、ほぼ網羅していたのです。
ステロイド注射・PRP療法・体外衝撃波などなど、鍼も整体も通った医療関係の数は30件以上。
さて、何とかお役に立ちたい。
動作確認をすると、
足首
・プリエで右足首の中のほうがつまり動きの制限が起こる
・ルルべは乗りきれない
股関節
・左右のごりっとした音と痛み
・右は側方に上げると
・左は後方が
膝関節
・片足で屈曲
・ジャンプの蹴るほうの脚
多い。。。
しかし、
どれもよく目にするもので、なんとかなりそうではあります。
初日は足を中心にみて施術しました。
特に影響が強い箇所は大腿二頭筋外側筋膜、そして左下腿内側から中足骨の変位
これらを調整。
2日目は考えられるところはすべてチェックしていきます。
頭蓋・頸椎・胸郭のチェックまで。こちらはあまり見られませんでしたね。
2日の治療を終えた後は、
股関節
微妙な音が鳴るが痛みや可動域制限の大幅な拡大
膝
屈曲動作 10→0
ジャンプでける動作 10→ちょっと残る
足首
しっかりのれるが完璧ではない
だいぶのれていますが、これは継続的な施術しなくてはいけませんね。
治療後、
「あ~来てよかった~!」
と、喜んでいただけたことがうれしかったです。
これからプロを目指す中で、
『希望がもてる』『あっ治るんだ』
という気持ちになってくれることが大切だと考えております。
お電話ありがとうございます、
明京堂治療院でございます。